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球磨川リバイバルトレイル 2023 [トレラン]

11日(土)

球磨川リバイバルトレイル2023 

川辺川コース(102キロ)累積標高 5800m
結果 18時間07分53秒 総合9位 男子8位
球磨川リバイバル川辺川コース2023.jpg
球磨川リバイバル2023.jpg


球磨川リバイバル(KRT)川辺川コース(102キロ)を走ってきました。
現地に9時到着。受付を済ませ、装具チェック。ちゃんとライト2個動作確認とレインジャケットの材質まで調べていた。装具チェック済みのリストバンドをつけてもらいIBUKI(GPS端末)を装着。
スタートを待つ間、トランスジャパンアルプスレース(TJAR)の覇者、土井さんと写真をとってもらった。
スタート前に土井さんと.jpg

スタート前の山ポーズ.jpg
11時30分レーススタート。



トップ集団は上りのロードをありえないスピードで駆け上っていく。
残り100キロ(笑)と考えると危険を感じマイペースに戻す。

この最初の山はいきなり1200m級の山で脚を痛めつける。
今日は気温も高く汗がかなり出てるので、水分補給がポイントだなと感じるも、ここまで暑くなるとは思ってもなかったので1Lの水しか持って行ってなく、最初のエイドの20キロがギリギリだった。
次のエイドは30キロ地点なので10キロだけど、この山の10キロは長く上り下りが激しく、四頭筋を酷使し、水分の負債も大きく脚も痙攣しだし手もしびれだす。
途中つらないように立ち止まり四頭筋と、尻をマッサージ。
まだ、30キロも行ってないのにこの先が思いやられる。

30キロのエイドに到着し水分補給。マイカップでは追い付かずに、フラスコに入れてもらい梅干しなどで塩分補給。ドロップバックを受けとり中身を入れ替えないといけないものを、頭が働かず入れ替えずにエイドを出てしまう^^;
エネルギーもおにぎりなどを用意してたけど水分不足からか全く食べる気にならない。
ゼリーで何とかしのぐ。

W5(ウォーターエイド万江阿蘇神社)ではうどんが用意されていたのでうどんをいただく。
流し込めるようなものでないとなかなか食せない。
うどんの汁だけもう一杯もらい水分補給。と、レッドプルも用意されていたので翼を授かる。

ここから次のエイドまで12キロだけど1000m級の山をエグイ角度で上る。果てしない・・
上る途中、陽も落ちて真っ暗になる。
闇の始まり.jpg

W6白岩山で水を補給し出発。
だいぶ気温も下がってきた。
しかし、ここからとんでもないハプニングが・・

エイドから、すこしすすむと女性ランナーが声をかけてくる。
どうやらコースがわからなくなったらしい。
コースを探すと確かにわかりにくい。自分も一人だったら迷っていたかもしれない。
ゆいちゃん(女性ランナー)とルートを進む。二人だと心強い。が、この先で凡ミスをやってしまう。

山から峠に出たところで左にパイロンが立てられていたので右に行くしかないと勝手に思い込み、峠を下る。
気が付くとマークが全くない。しかしパイロンが立ってたのでルートはこれしかないはず・・
すると、下から男性ランナーが上がってきて、下マークありませんでしたよと。
そんなはずは・・・もう少し下って、これはおかしいと、そこで気づき(遅)
戻る。

じゃあどこに分岐があったと3人で話しながら戻っていると、トレイルあるあるでその隣とか、まっすぐとかでパイロンの向こう側にコースがあった・・まあ、おかしいと気づいた時点で確認しないのが悪いけどロスト往復5キロ・・

メンタル折られ、戦意喪失。

男性ランナー(きよしろー君)はそこからペースを上げ、ゆいちゃんとまた二人。

ゆいちゃんもメンタルさすがにおられてるようで足取りも躓きまくっていた。
先に行っていいですよと言ってはくれてるものの、なかなか置いていきづらい。
ゆいちゃんのライトも薄暗く、ついているか分からないぐらいだったので、危なくてなおさら。

そうこうしているうちにいい休憩になったのか冷え込んできて脚も回復してきた。
後ろからバンバン抜かされだし気が焦ってきた。
ゆいちゃんも感ずいたのか先に行っていいですよと言ってくれたので、自分の持っている予備ライトを渡して先に行くことに。

そこから、飛ばしてA5(エイドステーション川島分校)そこには抜かしていったランナーが結構いた。
水の補給と、うどんを2杯、イチゴと手作りレモネードをいただきエイドを後にする。

そこからきよしろーくんと進む。

みんな結構な急登を走って登っている。まだまだここは力を使うところではない。

最後のエイドを目指すも19キロ。もちろん遊ばせてくれるはずもなく二山越え。
キヨシロー君も呼吸が上がり気味で、少しづつ離れていく。

山を下りて4キロぐらいロードを走るとA6田上社会教育センター。



ここでジビエカレーと、飲み物補給、晩白柚ひとかけら(デカい!)
ライトも暗くなってきたのでバッテリーを交換・・してもつかない??充電レベルはあるのに・・
しょうがないのでバッテリーを戻してエイドを出る。

バッテリーが点滅しだしたら終わりだし、予備ライトも貸しちゃったし焦りながら先を急ぐ。

残り16キロだけどこれがまた遊ばせてくれない。急登峠走からの山パートをくだり、もう終わりかと思っていたら、もう一山持ってくる粋な計らい
山頂近くまで来て、ここで恐怖のライトのバッテリー低下の点滅。
このまま先を急ぐか、バッテリ交換をもう一度やってみるか・・
付かなかった時の恐怖におびえながらバッテリー交換してスイッチオン。
見事に点灯!
ここでかなり不安要素が減り力が出る。(のちにバッテリーケースのロックのやり方がよくなかったみたい)

これが急登急下り。下りはもう脚も終わってるけど安心感だけで頑張れる。

下り切って後はロードパート。ここからは(元)ロードランナーの意地で全速力。

全速力と一晩中走って頭がボーっとしているときに、違う大会のロードに引いている白線をたどってしまい2キロのロスト。(大会終わったら消してください!)

コースに復帰し、さらにラストスパート。
そして、感動というよりはもやもやしたゴール!(自分が悪いんですけど)


ゴールして9位。「男子8位表彰ありますから~10時30分大丈夫ですか?」「大丈夫です~」
怒りを通り越して、あきらめなくてよかったと、感動が込み上げてきた(笑)

キヨシロー君も10分後にゴール。ゆいちゃんも女子3位入賞でゴール。
共に戦ってきたきよしろー君.jpg

終わってみると、イメージ的には走れるコースと聞いていたので、そこまで過酷なイメージではなかったのですけど、変化にとんだコースで暑さも加味してかなりハードなレースでした。
この状態では球磨川コース(170キロ)なんて未知の領域でしかない。
走ってるときは何やってるんだろうて思うんですけど、終わってみれば達成感はハンパない。
また練習してまた来年・・まだ考えたくないな(笑)

終わってガーミン確認すると115キロ^^; だいたい102キロから考えても軽く10キロはロスってる。
累積標高も5600mと公式に近い数字に・・

大会運営のみなさん、ボランティアの皆さん家族のみんな寝ずにサポート応援ありがとうございました。

参加された選手の皆さんお疲れさまでした。

KRT優勝、’22ウルトラトレイル・マウントフジ優勝の西村さんと写真を撮ってもらいました。
同じ人間とは思えないようなタイムで走ってました^^;
西村さんと.jpg
かっこよすぎです。

表彰式.jpg

完走賞と8位の盾.jpg
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